第六十三章 初めての絶頂-10
おちていく。
淫乱な獣に。
調教されていく。
(そう・・・・・お母様のように・・・)
「あんっあんっあんっあんっ・・・。
ああっ・・いくっいいっ・・ディオン」
涙で滲んだ視界に母の痴態が映る。
母のようになりたかった。
国中の誰もが憧れる美しい母。
そして司教様に清められ、新たな喜びに目覚めた母のように自分も獣になるのだ。
母と共に。
何と淫靡な光景だろう。
今も口中に、あの味が残っている。