第六十二章 ペニスの味-6
「ルナァ・・・あああ、あふぅっ・・・」
「んんっ・・・んんふぅっ・・あふぅっ・・・」
母と娘は狂ったように、司教のペニスを味わっていく。
「変なのぉ・・・・私ぃ・・こ、こんなっ・・・」
理性が壊れていく。
植えつけられた偽りの本能が、目覚めていく。
何と不条理な感情なのであろう。
「そう・・・んぅっ・・んぐぅ・・・。
ルナ・・・それで・・・いいの」
マチルダは嬉しかった。
娘が自分と同じ喜びに目覚めてくれた。
全て司教様のおかげなのだ。
「司教様ぁ・・・あああ・・・あふぅっ」
笑みを浮かべながら、マチルダが見上げた。
「おおおおおお・・・・す、凄い」
快感と共にアズートは気も狂うほどの強い感動を覚えていた。
アキニシス王国の王妃と王女が、自分のペニスを競うように味わっているのだ。
最愛の夫である国王が死んで間もない筈の王妃マチルダが。
父の仇討ちと母を救いに来た王女ルナが。
国中の男が憧れる聖女二人が自分を喜ばそうと、おぞましい行為を繰り広げていく。
「んふぅん、美味しい・・・お母様・・・」
「んん・・・私もぉ・・・・」
聖堂の薄闇の中で、一糸まとわぬ王妃と王女が司教のコックを貪っている。
信じられぬ光景を、ディオンは呆然と見つめるしかなかった。
そしてその淫靡な痴態に興奮し、コックを熱くたぎらせていた。
「んん、んふぅっ・・・お母様ぁ・・・」
「ルナァ・・・・んんんっ・・・んふぅっ・・・」
二人は互いの舌を絡ませるように、愛撫を続けていく。
狂宴は、まだ始まったばかりであった。