第六十一章 蘇る悪夢3-4
「お母・・様・・・・」
熱いものが込み上げてくる。
目の前で、母が恋人のペニスを味わっているのだ。
「んふぅっ・・・んっんっんっ・・・・」
母は再び大きく口を開けると、深く飲み込んでいった。
「あああっ・・お、王妃様ぁ・・・」
ディオンの声が切なく迫ってくる。
(な・・・ぜ・・・・?)
この異常な光景に圧倒されていた。
混乱する頭の中でルナは記憶を辿る。
心を操られたルナはアズートの愛撫を受けた後、命じられたのだ。
「咥えよ、ルナ・・・・」
意味が理解しないままルナはひざまずかされ、司教が目の前に立ちはだかった。
そして法衣を取って、そのおぞましいものをルナの前に晒したのだった。
「咥えるのだ・・・・」
司教は再びルナに命じた。
「んふぅっ・・・・んっ・・んっんっ・・・」
「あああっ・・・おおおっ・・・あああ・・・」
ルナのすぐ隣に、母と恋人がいた。
まるでルナに手本を見せるかの如く、嬉しそうに味わっている。