第五十六章 変化-3 ※※※※※※※※※※※※※※※ 「くっくっくっく・・・」 オオトカゲの姿に変身したアズートが、長い舌を水晶に這わせながら笑っている。 水晶にルナの心のイメージが、映し出されている。 隠微な夢を毎夜、見せながら洗脳していくのだった。 「もう少しだ・・・もうすぐ、 ルナの心はワシのものになる・・・」 アズートは確信をもって、少女の心を弄ぶのだった。