姉の罪は僕も罪-2
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そのうち、ミダラなイタズラだけでは抑えきれなくなった。
僕は、姉さんに「性的な悩み」を相談するフリをして姉さんに「性的」に近づいていった。
「私、小さいころから家に一人っきりになったら、オナニー始めてしまうんやわー。まわりのことに気づかんようになるから、ママとかナツノさんとかに見つかってムチャ怒られたわ。」
(「怒られる」のは今でもやんか……)僕はそう思いながらも、姉さんが僕に性的な話をしてくれるのが嬉しかった。
そして「あきとは、どんなふうにオナニーするんや?」
姉さんの部屋で初めて繰り広げた、他人に見せるためのオナニー。姉さん側からそれを求めてくれただけあって、僕は遠慮なしに最高の快感の証を放った。
「お前……」姉さんは僕の性器から流れる白い液を、水に流せるティッシュでぬぐった。「これ、もう出るようになっとったんか。」
「うん……」僕は答えた。「s6の、大型連休のころから……」
「ふーん…… そんな頃からか…… もっと早いこと知りたかったなぁ。」
僕は姉さんのその一言を聞いて、胸がムラムラしてきた。
「姉さん。」僕は身体を起こして、姉さんの胸に喰らいついた。「姉さんのが……見たい!」
「私の、何が見たいのん?」
「姉さんの…… あそこが見たい。」
「あそこって、どこやのん?」
「もう、ええやんか!」僕は姉さんをベッドに押しやった。「姉さんが、ミダラなイタズラするところやんか!」
姉さんは、僕がクチにした「ミダラなイタズラ」というキーワードにちょっと戸惑いを見せたけど、別に何も言わず、下着をはぎ取る僕に腰を浮かせて補助してくれた。
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それで……、いま僕の目の前にある姉さんの性器(仮称)。
僕は、まだおさまりがついていない自分の性器を、そこへ近づけていった。
「なぁ、」姉さんが声をかけた。「そこに挿すのん?」
「うん……」僕が言うと姉さんは「痛いことしたら承知せえへんからな。」と舌打ちまじりに言った。
でも、その顔に薄笑いが浮かんでいたから、僕は思いきって性器を押しこんだ。
「あっ…… は…… ううっ……」声が出たのは僕の方だった。姉さんの性器の皮一枚くぐりぬける前に、僕の性器の先っぽは優しくも巧みに握られてしまった。
「どないしたん?」姉さんが言う。
「姉ちゃんの…… ちんチン…… 気持ちええ……」
「えー、私のここ『ちんチン』なんか?」
「うん…… それ以外思いつかへん……」
「私も、あきとの『チンちん』…… 自分でやるより、気持ちええわ……」
姉さんにそう言われて僕は、姉さんのちんチンと、僕のチンちんとがくっついている所を見た。
「姉ちゃん!…… しらんうちに、僕のチンちんだいぶ姉ちゃんのちんチンの中に入ってしもとる!」
「……やめて。」姉さんが言った。
「……ごめん。もう、チンちん抜く?」
「違うねん…… あきとが『ちんチン』『チンちん』言うたびに、私のちんチンの奥がキュッってなるねん。」
「ちんチン?」
「……せやから……やめて。」
「チンちん!」
「もぉ…… 意地悪せんといて…… いらんこと教えてしもたなぁ……」
「ごめん…… せやけどホンマや…… 『ちんチン』言うたびに、姉ちゃんのちんチンが僕のチンちん吸いこんでいきよる……」
僕は姉さんのちんチンを見ながら、ちょっと早まったなと思った。
(チンちん入れる前に、姉さんが自分でちんチン触ってる「ミダラなイタズラ」見ておけばよかったなぁー)
【おしまい】