男ン子をとらえて-1
ミサキは、少年の手をひいて商店街の片隅にやってきた。
「ご……ごめんなさい、ごめんなさい……」少年はc学生だろうか。か細い声でミサキに許しを求めていた。
ミサキはあたりに人影がないことを確かめると、静かに工員服の前を開いた。
少年は目を丸くした。ミサキの着る素っ気ない工員服の下から、濃い紫色でレースとラメとがチカチカするブラジャーとショーツが現れたから。
「驚いた?」ミサキは小声で少年に言った。「エッチなランジェリー着てるでしょ……ほら、」ミサキは少年の手を指さした。「さっき、お前がやってたことをアタシにやってみなさいよ。」
少年はこわごわ手をのばして、ミサキの小ぶりな乳房に触れた。乳房の柔らかさを確かめながら、少年は片手でミサキのショーツを引っ張り、その奥をのぞきこんだ。
少年は、ミサキのおヘソの下にひそむ黒い一筋を目の当たりにして、身体が固まった。ミサキはかすかに笑った。
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ミサキにはそれぞれ2歳違いの姉と妹がいた。
ふたりのどちらかが傍らにいると、ミサキは「笑いを誘う顔」などと評された。
まだ幼いミサキに祖母は言った。
「ミサキちゃんは、自分が着飾って輝くコじゃないの。ミサキちゃんは他のコを輝かせてあげて、一段と強く輝くコなのよ。」
それからのミサキは、姉や妹の装いをコーディネートしたり、同級生たちのパフォーマンスをプロデュースしたりして「陰の立役者」と呼ばれることに喜びを感じるのだった。
そんなミサキゆえに、常日頃から裏方らしい工員服をまとっていた。だがその下には、ミサキ自身しか知らぬ過激なランジェリーを身につけていたのだ。
今日もそんなランジェリーを求めて、商店街にある衣服店にやってきたのだが、そこで見つけたのが少年だった。
少年は、ランジェリーを着せたトルソーの前にいた。そして店員の視線をかすめてはトルソーのブラジャーに触れ、ショーツの中をのぞいている。
(歪んでるなぁ……)ミサキはそんな少年に「女性の身体の真実&現実」を教えようと思ったのだ。
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「……こら、お前。」ミサキは少年を呼んだ。少年は驚いて顔をあげた。「のぞいてるだけで終わりかよ。」
ミサキは戸惑う少年のズボンの中に手をさしこんだ。少年は「アッ……」と小さく叫んで背を反らした。ミサキがためらうことなく、少年の股間をつかんでいた。
「こんなに硬くなってるんだから、使えよ。」
ミサキは工員服のズボンを、セクシーショーツとともに脱ぎさった。