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エロス・短歌倶楽部
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男と女との交わり-3


彫刻のように白く美しい裸体は興奮のためか、ピンク色になり始めていた。
膣から染み出してきた女の愛液が、垂れそうなのを感じていた。

そんな美智子を見ている男性達は感嘆の声を漏らしている。
服を着ていても、その美しさは想像できたが、
裸になるとそれ以上だった。

若くはないが、その身体はそれ以上に熟れていた。
長い黒髪は肩で揺らめき、乳房は垂れていないし、
腰回りも熟した女性のように色っぽい。
肌は白く柔らかく、少女のようにキメが細かい。
下腹部は柔らかそうで、陰毛は薄く、割れ目が薄っすらと見えている。

彼女の相手をする柳丸は、
多くの女性を相手にして、その裸を見てきた。

しかし、その中でも今、目の前にいる緒上美智子の裸身に勝るものはいない。
思わず自分が勃起しているのさえ忘れるほどだった。

「あの、柳丸さん……」
そう言ったのは美智子だった。

「えっ……あ、はい」

柳丸は思わず見とれていた彼女に諭されていた。
それを見ていた女性達はクスクスと笑ったが、
それは束の間だった。
全裸で立っている美智子の前にはペニスを勃起させている柳丸がいる。

二人はじっとお互いを見つめていた。
この時をいつかは待っていた美智子だったが、やはり緊張していた。
美智子の胸はドキドキしていた、
その心臓が飛び出しそうになっている。

あれほど夫を憎み、仕返しをしたいと願ってこの会に望んだ自分だった。
その望みが叶ったときに、何故か涙が溢れていた。
夫以外の男性達と交わる行為、それを求めている自分。
それは夫がしている不倫と同じだった。

「どっちが自分なの? 本当にこんなことをしても良いの?」

美智子の頭の中で、後悔と欲望が葛藤していた。
あれほど、異性とのセックスを望んでいたのに……。
そのとき、美智子はめまいがして倒れそうになった。

美智子の目の前にいる柳丸は、
彼女の様子に驚いていた。

裸のままで、倒れそうな美智子に近づき優しく抱き寄せた。
女性を熟知している柳丸は、
そんな美智子の気持ちを理解していた。

彼は自分に抱かれた美智子を
そこにあるソファに優しく横にさせた。





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