第四十五章 変貌した王妃-3
「嬉しいぞマチルダ・・・。
そんなに感じてくれるのか」
「あああ、いやぁ・・・恥ずかしい。
お、お許し下さいぃ」
イジラシイ言葉に、王は更に強く抱きしめる。
「何を言う、マチルダ・・・。
余は嬉しいのだ・・・おおお・・・。
ああ・・・愛おしい・・・愛してるぞ」
「嬉しいっ・・・嬉しい・・アナタ」
マチルダは心の底からそう思った。
アズート司教によって淫乱に調教された自分が不安でならなかったからである。
司教は清めてくれたという。
だが日毎募る想いは以前よりも一層強くなり、強烈に男を欲していた。
それでも司教との交わりなら神も許してくれると諭され、王妃は操られるまま身を任せていたのである。
「あっ・・・ああ・・・い、いやぁ」
恥じらいに身体が熱くなる。
あれから、初めて夫に抱かれたのである。
「あふぅっ・・も、もっとぉ・・・・」
身体が益々敏感に求めていく。
不安が募っていく。
「お許し下さいぃ・・・」
(こ、こん・・な・・に・・・)
官能に溺れる自分が恐かった。
夫を裏切り、罪を犯した。
司教に何度も犯され、調教されたのだ。