第四十五章 変貌した王妃-2
王の手が動いていく。
艶やかな髪が揺れている。
まるで王妃に犯されているようだった。
放出したばかりの王のコックは、衰えるどころか益々隆起していくのだった。
マチルダへの想いも膨らむ。
これが交わる度に恥じらいを浮かべていた、あの貞淑な妻なのか。
激しい営みが終わっても直ぐに甘い囁きと共に、王のペニスを手に取った。
妖しい娼婦のような女。
それが、この王妃マチルダなのか。
「アナタ・・・来てぇ・・・」
寝室に入った王を迎えたマチルダの瞳は妖しい光を宿していた。
それは何時もの金色の光ではなく銀色をしていた。
王は吸い込まれるようにマチルダの身体に飛び込んでいった。
「マチルダ・・・マチルダ・・・・」
「あああ・・・アナタ・・・・ああああ」
王は終始、翻弄されていった。
触れるだけで敏感に反応する王妃の身体は、王を奮い立たせ何度でも挑ませるのだ。
「おおおおおおー・・・・」
「ああああああー・・・・」
愛する者の精気を体内に飲み込む度に、マチルダの瞳は更に輝く。
それでも驚愕の表情で見つめる王の視線に恥ずかしそうに顔を赤らめてしまう。
王は夢中になってマチルダの身体を貪るのだった。
「あああ、アナタ・・・凄い、凄いぃ」
王妃が切ない声を上げる度に、王は自分の耳を疑った。