第四十三章 変身-5
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(お母様・・・・・)
これが真相なのだ。
愛する母はこうして悪魔の奴隷となってしまったのだった。
そして、それはルナ自身にも降りかかる魔の手の序章に過ぎなかった。
『あああ、はぁ・・・ああ・・』
声が重なっていく。
切ない官能がルナを取り巻き、身動き出来なくしてしまう。
ルナも母と合わせるかの如く、声を絞りだしていく。
非情の物語が果てしなく続いていくのであった。