第四十三章 変身-2
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(お母・・様・・・・)
ルナは切ない痛みを感じていた。
狂おしい官能と共にもたらされる不条理な真実に。
母が犯された。
今、目の前で母から生気を吸い取るアズートは悪魔の正体を露にしているのだった。
それは以前、ルナが垣間見た光景と全く同じものであった。
悪魔の罠とも知らず自分が淫乱だと信じ込んだ母は、哀れにも生気を吸い取られながら喜びの声を上げているのだった。
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