第四十一章 アズート-4
「あはぁっ・・いやっ・・・・いやぁ・・・」
マチルダの体内で更に膨張していく。
「ああんっ・・・あっあっあっー・・・」
どす黒い闇が雲のように広がっていく。
「あうっー・・・はうぅっー・・・」
心の隙間に入り込まれたマチルダは、完全にコントロールを失っていた。
(な、何ぃ・・・いやぁ・・・いくぅ)
「いや・・・い・・い・・いぃ・・・」
遂に唇から漏れてしまった。
「ふふふ・・・良いか、マチルダ・・・?」
すかさず男が投げた言葉が、マチルダを追い立てる。
「いやっ・・・・」
「もう一度言うんだ、マチルダァ」
「あふぅっ・・・・あっあっ・・」
男が深く突き上げると、堪らず声を出した。
「あんっ・・・ああっ、ああっ・・・」
「言え、マチルダ・・言うんだよ・・」
「あはぁっ・・はぁっはぁっ・・・・」
「マチルダぁ・・・」
間断なく続く誘導にマチルダは屈していく。
命ずるままに声を絞り出すのだった。
「い・・い・・・いいっ・・・」
「おおお・・そうだ、マチルダッ・・。
もっとだ、もっと言うんだ」
「いいっ・・・あはぁっ・・・はぁっ・・・」
黒い闇が視界を覆っていく。
本能が染まっていく。