第四十一章 アズート-2
「愛してるぜ、マチルダッ・・・」
搾り出す男の唇が耳元にピッタリとついたまま、熱い息を吹きかけてくる。
込み上げる官能がマチルダの体を操る。
「おおおお・・・そうだ、マチルダ・・・。
凄い締め付けだ」
いつしかマチルダの腕は男を引き寄せ、抱きしめていた。
「ああああー・・・いやぁ・・あああ」
その事実がマチルダを追い詰める。
「あああ・・あああああああ・・・」
絶望感が支配していく。
「うふぅ・・どうだ、マチルダ・・・」
男は薄笑いを浮かべながらマチルダのバストを頬張った。
「ああっ・・・・あぁんっ・・」
電流が走る。
感じてしまう。
(ど、どうしてぇ・・・?)
「んぅ・・美味ぇ・・んぐぐぐ・・・」
「あふぅ・・はあぁっ・・・・はぁっー・・・」
声が漏れる。