第四十章 正体-1
第四十章 正体
「はぁっー・・・はぁっ・・はぁっはぁっ」
王妃の腕は司教の首にしがみついたまま、荒い息を吐き続けていた。
強烈な波に飲まれたばかりであった。
老人とは思えない強靭さで貫かれていた。
「あっ・・・ああああっ・・・あふぅ」
休む間もなくコックが動いていく。
「ああ、だめぇ・・・」
司教の膝の上で踊りながら、再び王妃の爪が立てていく。
「あはぁっ、はぁっ・・はぁっ・・はぁっ」
男の動きに合わせた息が漏れていく。
「ふふふふ・・・嘘を言うな」
司教が笑みを浮かべている。
「おおお・・・又、こんなに締めつけて」
「い、いやぁ・・・・」
羞恥心がマチルダの顔を赤くした。
本当であった。
あれほど昇ったというのに、更なる官能の波が押し寄せてくる。
「おおお、おほっ・・・す、凄いぃ」
司教もそれに耐えていた。
少女の頃から執拗に求めていたマチルダと遂に交わった。
こうして貫くままに官能の声を上げている。
さすがに限界だった。