第四十章 正体-7
「あんっ・・いやっ・・・・」
身体が反応してしまう。
「はははっ・・はははは・・・」
楽しそうに、いたぶっていく。
「嘘だよ、全部俺達の罠さ・・・」
(えっ・・・?)
マチルダの瞳が大きく開いた。
「お前の愛する僧侶の身体を借りたのさ」
男が話す真相に絶望感が充満していく。
「そんなっ・・ひどい・・・」
愛する僧侶を殺してその身体に宿った悪魔達の仕業が、次々と暴露されていく。
飢饉も悪夢も、全てが罠だったのだ。
「いやっ・・・いやぁ・・・」
心が破壊されていく。
「ど、どうしてっ・・・?」
悲痛な叫びに男が笑う。
歓喜に歯をむき出しにして。
「はーっはっはっはー・・・・」
マチルダのヒップを鷲づかみにする。