第四十章 正体-2
「おおおお・・・・マチルダよ」
「ああああー・・・司教様ぁ」
マチルダもそれを期待していた。
「あああ、は・・早くぅ・・・」
催促するかの如く腰を振っている。
「おおおお・・・・おおおおお」
「来て・・来てぇ・・・」
動きが早くなっていく。
身体全体が欲していた。
解き放つのだ。
(だが・・・・)
もう一人の悪魔が囁く。
(まだだ・・・)
それでも身体は激しく突き上げていく。
「あんんっ・・・あんっあんっ・・いいっ」
マチルダの体内で更に膨張していく。
「あひっ・・・すご・・い・・・あああ」
再び大きな波に飲まれようとしていた時だ。
「俺を見るんだ、マチルダ・・・」
濁った声がした。
男の胸元に顔を埋め、絶頂に達する寸前に呼び戻された。