第三十八章 僧侶と司教5-1
第三十八章 僧侶と司教5
「お前は神に清められるのだ・・・」
合図の如く司教はグイと腰を入れた。
「ああっ・・・・んっ・・・・」
マチルダは衝撃に仰け反った。
「聞け、マチルダよ・・・」
男はマチルダの顎を手に取り、瞳を見つめた。
「あああっ・・・ああああ・・・ああっ」
入ってくる。
ズブズブとした感触が、握ったままのマチルダの手を通して伝わってくる。
「あああ・・はぅっ・・・あはぁ・・・」
滑っていく。
熱く太いものが入ってくる。
切なく破られていく。
今、繋がるのだ。
王妃である自分と司教様が。
想像を超えた感覚が襲ってくる。
「ワシは神じゃ・・・」
改めて宣言するように、司教は王妃の両手を抱え自分の首に廻させた。