第三十八章 僧侶と司教5-5
「マチルダッ・・・」
「あひぃっ・・・」
司教は強烈に貫く事で王妃の意識を戻す。
「ああああっ・・・」
その時だった。
(な、何・・・こ・・れ・・・?)
改めて官能の強さに驚いた。
(凄い・・・凄いぃ・・・)
その想いが唇をこぼれていく。
「ああああ・・い・・・いっ・・・」
まどろみながらマチルダは答えた。
自分から言ったのだ。
(わ、わた・・し・・・)
「そうじゃ、もっと感じるのじゃ」
(私・・・感じてる・・・)
「あああ・・いいっ・・いいっ・・・・」
自分の声に感覚を取り戻した王妃は、堰を切ったように叫ぶのだった。
「いいっ・・いいのぉ・・・おおお」
閉じていた目を開け、司教を見つめた。
「司教様ぁ・・・気持ち・・いいのぉ」
マチルダの頬に笑みが浮かぶ。