第三十七章 僧侶と司教4-8
「あふぅっ・・・・」
吐息が漏れた。
切ない声だった。
アズートの熱いコックが敏感な泉に触れたのだ。
「はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・・」
息が荒くなる。
何かを待っている。
(こんな・・・こん・・な・・・。)
期待している。
望んでいる。
「あふぅっ・・・はあぁっ・・・あああ」
その感触が鮮明になってくる。
熱い。
愛液が溢れる。
太く逞しいものが迫る。
自分の指に絡んだまま入ってくる。
瞳が潤んでいた。
「あああ・・・は・・・あぁ・・・」
声が欲しがっている。
アズートの目が光った。