第三十六章 僧侶と司教3-1
第三十六章 僧侶と司教3
「ふぅっ・・・あふっ・・んっ・・んんっ」
(あああ・・・・わ、わたし・・・)
拒む事が出来ない。
(な、舐められている・・・・)
愛撫を待っている。
(司教・・様・・・・に・・・)
官能を求めている。
「あうっ・・・あっあっあっ・・あんんっ」
敏感な塊を舌で転がされ、吸い取られていく。
「いやっ・・・・あふぅ・・・いやぁ」
男の舌が離れた。
(ま、まだ・・・・。)
やめてほしくなかった。
司教は上目遣いに薄い笑みを浮かべている。
「い、いやぁ・・・・」
王妃の目尻から涙が流れた。
口に出せない。
感じる自分が許せない。
許してはいけない筈だ。
(あああ・・で、でも・・・)
待っている。
欲しがっている。
右から左へ男の舌が膨らみを渡る間でさえ、焦らされているようでもどかしかった。
(は、早く・・・・)
男の頭を引き寄せる。