第三十六章 僧侶と司教3-4
(ど、どうして・・・・?)
「ああっー・・・あっあっあっあっー」
強烈な電流が走った。
節くれだった指が、王妃の溢れ出る泉に侵入してきたからだった。
「あっあっー・・・・」
意識がとんでいく。
この不条理な状況を必死に分析しようとするマチルダの努力が、むなしく散っていく。
「あんっ・・・はぁっ・・あああ、あんっ」
踊らされている。
男の絶妙な愛撫に。
「あっあっあっー・・・」
(こ、こんなぁ・・・・?)
初めてだった。
これ程強烈で巧妙な刺激は。
愛液があふれ出ていく。
「あふぅっ・・・あっあっあっあっー」
(いくっ・・・いっちゃうぅー)
もう耐える事は不可能だった。
「ああ、はぁっー・・・ああああ」
司教の背中の法衣を握り締めたまま大きく顔を仰け反らせ、声を絞り出している。