第三十五章 僧侶と司教2-8
「あふっ・・・ああっ・・あっあっあっ」
強烈な快感が走る。
「ああっー・・・あうっ・・く、ううっ」
ピチャピチャと曇った音が響いている。
「あっあっあっ・・・・い・・・や」
官能に痺れた悲鳴が間断なく続いている。
身体が痺れていく。
舌の動きの一つ一つが鮮烈に感じるのであった。
王妃の細い指達は司教の法衣に皺を作り、脂汗が滲む頭を滑っていく。
男は右に左に丁寧に味わってやる。
「旨い。最高だ、マチルダよ・・・」
そして唾液で光る乳首を舌で転がしながら、何度も息を吹きかけるのだ。
「あぅっ・・あああっ・・あっあっ・・・」
何年も長い間、夢みていたマチルダの身体をアズートは感慨深気に味わっている。
あの日、少女に逃げられた男は死を覚悟していた。
しかし悪魔に魂を売り、蘇ったのである。
もう放すものか。
この極上の身体を俺だけのものにし、蹂躙してやるのだ。
淫乱なメス犬として調教してやる。
「ああっ・・あんっあんっ・・・あっあっ」
マチルダの透き通る声が心地良い。
狂ったようにかきむしる指が、アズートに征服感と官能を呼ぶのだった。