第三十五章 僧侶と司教2-4
「んんっ・・ふっ・・い、いや・・・」
許されない官能であった。
不条理な愛撫を受けている。
国中で最も信頼し、尊敬している司教様が自分を犯そうとしているのだ。
しかも神聖な祭壇上で。
(ど、どうして・・・・?)
懺悔を聞いて下さっていた筈だ。
「ああっ・・・あっ・・・・」
身体の向きを変えられた。
老人の力とは思えない凄い力で、マチルダを軽々と操っている。
司教と顔を向き合わせた態勢は、バストを蹂躙されている様が見える。
「あっ・・あはぁ・・・・ああ・・・」
声が漏れてしまう。
引き離そうとしていた腕は司教の腕を離れ、その法衣を掴みながら無作法な行為を耐える事しかなかった。
いや、そうとも言い切れない。
「いやっ・・・い・・ああ・・・」
感じている。
身体中に切ない官能が走るのだ。
声を漏らすのを懸命に堪えている。
「あっ・・・あんっ・・・」
追い討ちをかける声が放たれる。