第三十五章 僧侶と司教2-3
「わ、私・・・・」
慌てて離れようとする王妃を、司教は強い力で引き寄せた。
「あっ・・・な、何を・・・?」
抵抗する暇も無かった。
優しい表情はそのままで、物凄い力でマチルダを抱きしめている。
その事がマチルダを驚愕の表情のまま凍り付かせた。
信じられない事が続いていく。
何と司教様が片手で抱えながら、もう一方の手で自分のバストを揉み解している。
「ああっ・・・や、やめ・・・て」
(な、何という事を・・・)
マチルダの心は疑問と羞恥心で破裂しそうになっていた。
「やめてっ・・おやめ下さいっ」
皺だらけの司教の手を必死に払いのけようとするのだが、ビクともしない。
それどころか更に深く差し込まれ、バストを両手でわしづかみにされてしまった。
「いやっ・・いやぁ・・・」
力が入らない。
信じられない出来事に混乱しているのに加え、今まで続けられていた夢のような愛撫で身体が異常に敏感になっていた。
「い・・やっ・・・い・・やぁ・・・」
王妃の悲鳴はか細く裏返り、切ない吐息が漏れてしまう。