第三十一章 動く指-3
そう。
これも毎朝の事なのだ。
逃れる事は出来ないのだった。
白い歯がこぼれていく。
『認めるんだ、マチルダ・・・』
男の声が遠く響く。
マチルダは受け入れていた。
理性が欲望に支配されたのだ。
「ああっ・・・はぁっ・・・あはぁっ」
隆起した乳首を弾く。
「あふぅっ・・・んっんっんっ、くぅっ」
体内に入った指がリズムを刻む。
(そう・・・そう・・・あああ、そうっ)
マチルダは認めてしまう。
「んふっ・・んふっ・・んふっ・・・」
昇りつめる感覚に身をまかせて。