第二十七章 水晶の魔力-2
「ふっ・・・んっ・・はぁっ・・・」
豊満なバストが微かに揺れている。
何かに揉み解されているかの如く。
「んふ、あふぅっ・・・」
睫毛のカーブが時折、形を崩す。
いつの間にか乳輪に埋もれていた固まりが、徐々に隆起していくのが見える。
ツンと上を向いている。
アズートはそれを見付けるとニヤリと顔を崩し、両方の人差し指を曲げた。
「あっ・・・・くぅっ・・・」
マチルダの顔が仰け反り眉間に数本、皺を作った。
アズートは、人差し指に返ってくる感触を楽しむように動かしていく。
「んっ・・・あっ・・あんっ・・・」
透通る声が聞こえてくる。
アズートの指の動きに敏感に反応している。
「んふっ・・・あふぅっ・・・・」
もう、バストのそれはハッキリと形を現していた。
「気持ち・・・・いいか・・・?」
アズートの枯れた声が響く。
「んっ・・・はぁっ・・あはぁっ・・・」
唇は開かれ、吐息が間断無く漏れていく。
「返事をしろ、マチルダ・・・」
アズートが捕らえた固まりを蹂躙する。
「ああっ・・・は、は・・・い・・・」
マチルダは従った。
夢の中で。
毎夜、見る夢は王妃を従順に変えていった。
真っ直ぐに伸びた長い足が徐々に開いていく。
薄いグリーンの花園から、何かが溢れ光を放っている。