投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語
【ファンタジー 官能小説】

王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語の最初へ 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語 218 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語 220 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語の最後へ

第二十六章 祈り2-3

「私はアズートと申す旅の僧侶です」
その男は、やんわりとマチルダの思いを否定した。

だがその声の優しい響きは、確かに心の中にしまっておいたものと同じではあった。
それでも記憶の中の僧侶と今も年恰好も同じという事は、計算が合わない。

ジューム国の事も知らないという。
マチルダはそれ以上詮索するのをやめて、王と共に司教となったアズートに神のしもべとして仕える事にしたのだった。

新しく建てた聖堂に響くアズート司教の説教は、マチルダを暖かく包んでくれた。
そしてそれ以上に、何かむず痒い感情で身体が火照るのも否定出来なかった。

司教を見つめているだけで熱い想いが込み上げてくる。
不敬な想いに戸惑うマチルダは一心に祈るのだった。

(お許し下さい、司教様・・・。
 そして私を清めて下さい。

 この頃、自分の中に芽生えつつある、
 卑しい欲望を消し去り下さい)

細い肩が震えている。
マチルダは祈りながら朝の記憶をたどっていた。

今朝も夢から覚めたマチルダの身体は、全身が汗でグッショリ濡れていた。
それは一番熱い部分も例外では無かった。

(どう・・・して・・・?)

自分の身体の変化に戸惑いながら、思い出せない夢の熱い余韻に胸を締め付けられていたのだった。



王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語の最初へ 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語 218 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語 220 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前