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王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語
【ファンタジー 官能小説】

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第十五章  真相-1

第十五章 真相

ルナが振り返ると、老人は笑みを浮かべたまま立っていた。
すっかり白くなった顔中の髭は、五年前ルナを襲った時の荒々しい盗賊の面影はない。

「あの日」夜が明けて樹海の中で目を覚ましたルナとディオンは、草むらに一人の老人を見つけた。
それは精気を使い果たしたドザリの変わり果てた姿なのであった。

※※※※※※※※※※※※※※※

「こ、こんな・・・?」
ルナは、その無残な姿に絶句した。

(やっぱり、私は呪われて・・・・)

ハッとしてディオンの顔を見たが、無事な様子にホッと胸を撫で下ろすのだった。

「やはり、そうか・・・」
ディオンは優しくルナの肩を抱きながら言った。

「ディオン・・・私・・・」

ルナは愛する男の胸にぶつけるように顔を埋めた。
襲われたとはいえ、自分と交わった男の変わり果てた姿に肩を震わせて泣いている。


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