第十二章 再会-7 ルナは顔を綻ばせた。 愛する人に向かって羽ばたいていった。 (ディオン・・・私のディオン) 二人は抱き合い、口付けをした。 (愛してるわ、ディオン・・・) (愛してるよ、ルナ・・・・・) 二人の魂は樹海のはるか上空で溶け合った。 大きな満月が、二人を照らしていた。