第十二章 再会-5
「いいっいいっいいっ・・・・
いくぅっ・・。
ドザリィ・・・いっちゃうぅー」
今もルナは意識朦朧として、ディオンと交わりながらも盗賊の名を呼んでいるのだ。
それでもいい。
ディオンは思った。
二度と出来ないと絶望していたのだ。
それがこうして、ルナを貫き喜びの悲鳴を上げさせているではないか。
そして想いを放つことが出来るのだ。
「いくぞ、ルナァ・・・愛している」
ディオンは夢中で突き上げながら引き金を絞った。
「ああああ、いいっ・・・いくっいくっ。
来てぇ・・・私も愛してる、ドザリィ」
樹海の闇が徐々に晴れていく。
ルナの瞳の光が最高潮に達していく。
「ルナッ・・ルナッ・・・ルナッ」
解き放たれたディオンの想いが強烈な突き
上げと共にルナの体内に入っていく。
「・・・・うあっ・・・・ああっ」
嵐のような官能が走る。
ルナの思考を溶かし、声を消していく。
「い・・い・・・やぁ・・・」
脈打っている。
締め付けているコックの浮き出た血管がわかる。
「い・・・・や・・・・」
ドクンと音がした。