第十二章 再会-2
(ドザリ・・・・?)
その名を聞いた時、ディオンの意識が戻った。
「んふぅっ・・・・んっ・・んんんんっ。
美味しい・・・ドザリ、もっとぉ」
(ル・・・ナ・・・・)
目の前でルナの長い睫毛が、カーブを描いていた。
「んんふぅっ・・・あふぅっ・・・
凄く固いのぉ・・・い、いいのぉ」
ディオンの背中と頭を抱きしめながら、腰を押し付けるようにローリングさせている。
「ドザリ・・・もっとぉ・・・はぁー」
舌を尖らせディオンの歯をこじ開けるように進入させては、大量の唾液を流し込む。
ゴクリとディオンの喉が鳴った。
その時だった。
身体が一瞬にして、熱く火照り出したのだ。
「ああっー、あっあっ・・ああああっ」
ルナも敏感に反応した。
痺れていたディオンの手足の感覚が戻ったような気がした。