第十一章 ケダモノとの交わり4-1
第十一章 ケダモノとの交わり4
「もっとぉ・・・んふぅっ・・もっとぉ」
男のひざにまたがり腰をくねらせる。
愛するディオンの目の前で。
何度も視界に入っているというのに。
悲しそうなディオンの瞳を見る度に、更に激しく男を求めるルナだった。
不条理な官能がこみ上げてくる。
「凄いっ・・凄いぃ・・・あうぅー」
男の精気を貪欲に吸い取ったルナの身体は瑞々しく弾んでいた。
大きく隆起したバストを髭だらけの顔に押し付ける。
男はすかさず頬張り、その果実を味わってやる。
「んんっー・・・んふぅっ・・いいっ」
男の髪をかきむしりルナは悶える。
せり上がる快感をむさぼっていく。
瞳から放たれる金色の光りが強烈に男を照らし、そのどす黒い肌を白く見せる程だ。
「いいっ・・・もっとぉ・・いいのぉ」
ルナは何度も昇っていく。
男も追かける。
「おおおお、あううううー・・・」
かすれた声を上げて想いを絞り出す。