第十章 ケダモノとの交わり3-1
第十章 ケダモノとの交わり3
「んっ・・・・くぅっ・・・」
絡み付いた液体と共に入っていく。
あお向けに横たわるルナの溢れる泉に。
「・・・あぁ・・・・」
声にならない叫びが、唇からこぼれた。
熱く太い物がズブズブと入ってくる。
どす黒い欲望が引き込んでいく。
「・・・ん、んー・・・」
ルナの両手の指が男の背中に爪を立てる。
「おおおお、おおおおおお・・・」
深い感動と共に男は絡みつく感触を受け止めていた。
王女と交わった瞬間だった。
「あっ・・・あんっ、いやっいやぁ」
一瞬蘇ったルナの理性は、その事実に反応してしまう。
「いやっいやぁ・・・」
繋がっている。
今日、初めて出会った男と。
卑しい盗賊を自分から引き寄せたのだ。
生臭い匂いがする。
それが、ルナのケダモノの血を呼び覚ませる。
淫乱なメス犬としての血を。