第九章 ケダモノとの交わり2-1
第九章 ケダモノとの交わり2
「んっ・・んふぅっ・・・んふっ・・・」
ブルーの髪が揺れ、ルナの唇から男のコックが出し入れされていく。
深い樹海の闇の中、跪いて奉仕する少女のスレンダーな白い体が、ボンヤリと浮かんでいる。
ディオンの目が、ジッと動きを追っていた。
愛するルナの隠微な痴態を。
どれ程時がたったのだろう。
すっかり日は落ち、夜の静けさが樹海を支配していた。
「あふぅっ・・んんんっ・・・んふぅっ」
ルナの不規則な吐息が響いている。
「おおっ・・・す、すげぇ・・・おおぅ」
搾り出すような声が追いかける。
闇に溶け込んだ影が薄っすらと浮かび上る。
「うふぅっ・・・はぁっ、あふぅっ」
ルナの舌が、それをなぞる。
絡みついた指が、影の形を浮き彫りにする。
「あふっ・・・んっ・・・んんんんっ」
再び飲み込み、闇に消していく。