第九章 ケダモノとの交わり2-3
(ル・・ナ・・・ルナ・・・)
ディオンの頬に涙が伝わった。
あらゆる屈辱を超えた悲しみが襲う。
愛する人を目の前で犯され、感じている様を動けない身体で見つめている。
残酷な事実がディオンを更に追詰める。
エレクトしているのだ。
「あの日」以来、全く反応しなかったのに。
皮肉にも恋人を奪われる事で復活したのだ。
しかし、もう遅かった。
涙で霞むディオンの前で愛するルナは犯され、淫乱なメス犬の如く喜びの声を上げているのだった。
意識が遠のいていく。
それでも容赦なくルナの声が、樹海に響いていくのであった。
「うふぅ・・ん、ドザリ・・・」
ルナは男のコックを握ったまま身体を上らせていった。
「もっと・・・欲し・・い」
熱くたぎったペニスに、ルナの泉から溢れ出る愛液が絡み付いていく。
「おおおおお、ルナ・・・様ぁ」