第八章 ケダモノとの交わり-3
「おおおお、王女様っ・・・ルナ様ぁ」
男の表情も変わっていた。
卑しいギラツイタ光が瞳から消え、食い入るように愛おしくルナを見つめている。
「んんん、アナタの・・・名前は?」
真っ黒に汚れた男の顔にキスの雨を降らす。
細い指で包むように引き寄せ囁いている。
獣臭い匂いを楽しむように。
「ド、ドザリ・・・・」
男はようやく自分の名を告げると、夢中になってルナの果実をほおばるのだった。
「あんっあんっ・・・あああああっー」
鋭い刺激が何度も交錯する。
チラリと瞳に映ったディオンの顔がルナに飛び込んでくる。
「ああああっ、いやっいやっいやっー」
舐められている。
愛する男が見ている前で。
今日初めて会った野蛮な盗賊に。
犯されているのだ。