第七章 不条理な快感-1
第七章 不条理な快感
「ああっ・・・いいっ・・・
気持ち・・・いいぃっ」
ルナの声が絞り出すように唇からもれていく。
(ル、ルナ・・・)
ディオンは目の前の光景を呆然と見つめていた。
押し倒され、最初は抵抗していたルナの両手は男の広い背中を抱きしめていた。
ずっと押さえ続けていた欲望が放たれた瞬間だった。
「んんふっ・・・んんぐぉ・・おおおお」
男の荒い息が。
硬い髭が。
ルナのバストを犯している。
「ああああっ・・あっあっあっあっあっ」
ルナが反応する。
男の逞しい背中をかきむしり愛撫を受け入れていく。
男の舌が当たる度に、乳首が隆起する。
「いいっ・・感じるぅ・・いやぁ・・・」
自分の淫らな声に反応してしまう。
『そうだ、お前は淫乱なメス犬だ』
悪魔の声がそれを助ける。
ルナの指が這っていく。