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マイ・ドリーム 伝授の儀式
【ファンタジー 官能小説】

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黒猫-3

≪ちょっとだけだよ。レイに言われたから仕方ないんだ、君はきちんと洗えているか、調べるだけなんだ。儀式が失敗するなんて嫌だろ≫
足を広げさせました。それでも暗くてよく見えません。
ロウソクを持って近づけました。
≪確かめるだけ≫
溝に指を添わせて、両側のふくらみにそっと指をかけて開きます。
その下のちいさな花弁は少し開いて湿っているように見えます。
それをさらに指で開いてやります。
顔を近づけると、ねっとりと湿った女の香がいっそう匂ってきました。
柔らかそうな桃色の壁が、ろうそくのオレンジ色の明かりの中に揺らめきます。
もう少し、指に力を入れると、粘った糸を引いて、口が開きます。
じっとその景色を目に焼き付けていました。
≪君はここに男を誘い入れるんだな。そして気持ちよくさせて、君も気持ちよくなって声を上げる。どんな声を出すんだ。どれだけいやらしく腰をくねらせるんだ≫
花びらは少し上でひとつになり、皮をかぶった小さな突起が顔を出しています。
≪これは何だろう≫ そこにそっとさわってみました。
女の腰がビクンとゆれます。
≪もういい、儀式が何だ≫ 何かわかりませんが、何とも気持ちよさそうです。
指をなめて、やさしくなでてやります。
それにあわせて女の体が揺れます。
その指触りと香りを楽しみました。
下の方が潤って、寝息が乱れて大きくなっていきます。
≪もうやめろ≫ 自分に命令します。 ≪儀式だ。レイのためなんだ≫
仕方なく手を放しました。
とはいえ、マイはもう清浄な体ではなくなっているかもしれません。しかし、今更どうしようもありませんでした。
電話からレイの声が聞こえます。
「時間がかかるわね。 いたずらなんかしてないでしょうね」
「大丈夫です」赤くなって答えます。
「おまえは?」
あわてて服を脱ぎすてます。
「準備はできました」シルクの薄い布をマイにかぶせます。
≪目を覚ますんじゃないぞ≫ 半分覚醒した状態にするとベッドの横に立たせます。
「これから伝授の儀式を執り行います。  汝をミストとしてここに向かえる」マイの耳元で宣言します。
呪文を唱えつつ両刃の剣で空中にペンタグラムを刻みます。それを四方向に向かっておこないました。
「おれが言うように唱えなさい」
レイから電話で伝えられた、呪文の言葉を唱えていきます。
マイの唇が時々震えるように動きます。 俺に従って言葉を唱えているのです。 
驚くことにこんな儀式ででもマイの周りには光が現れました。淡い、ともし火のように、音もなく四方に留まっています。
夜は進んでいきます。
やがてその光はマイの唱える呪文によって近づいてくると、足の裏からゆっくり体の中を上がっていきました。
ところが、どんどん上がっていかないといけないのに、足の付け根からこぼれ落ちます。
≪どこだ≫ 目を凝らします。


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