第三十三章 清め-3
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(愛してるよ、ルナ・・・)
(愛しています、ディオン・・・)
二人は見つめ合いながらバルコニーを後にして王宮の奥深く歩を進めた。
今日は「過ぎ越しの祭り」の翌日である。
さっき夫が耳打ちしてくれたのだ。
ルナの永遠のご主人様であるディオンに、激しくタップリと清めてもらうことを。
呪われた王宮
第一部 呪われた宿命(さだめ)(完)
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