第三十二章 儀式-1
第三十二章 儀式
金色の光が近づいてくる。
いつの間にか、五人は王家の広間にいた。
ルナ女王を囲むように。
フカフカの絨毯が敷詰められている広い部屋であった。
女官達は一人もいない。
女王と五人の男達だけだった。
「キエフ・・・」
ルナ女王の瞳が近づいてくる。
何ともいえない甘い香りが漂っている。
「じょ、女王様・・・」
キエフは恐れ多くて緊張したが、身体中が痺れるような感覚を抱いていた。
「王女で・・いいわ・・・」
ルナの美しい顔が目の前にある。
「ル、ルナ王女さ・・・」
キエフの言葉はルナの形のいい唇で塞がれてしまった。
(あ、おおお・・おおおおお・・・)
キエフは感動で頭が爆発しそうであった。
恐れ多くも憧れのルナ女王の唇だった。
「ん・・ん、ふっ・・・んんん」
(ル、ルナ様・・・王女様ぁ)
ルナの甘い息が鼻に入ってくる。
とろけそうに柔らかい唇が、髭だらけの自分の口に合わさっている。
豊かなバストが、自分のいかつい胸にギュウギュウ押し付けられてくる。
「んむむ・・んんぐ、ううう・・・」
ルナの可愛い舌が入ってくる。