第三十二章 儀式-3
ルナの呪われた身体は、荒々しい男達の精気を吸わぬと生きていけなくなってしまったのだ。
(ああ・・この匂い、ああぁ・・・)
ルナは湧き上がる官能に震えていた。
その後、次々に男達と舌を絡めていった。
ネットリとした快感に酔っていく。
「おお・・ルーダ・・・んんぐぅ、むぅ」
「じょ、女王様ぁ・・ルナ様」
ルーダの若い腕がルナを抱く。
「クルツ、はあぁ・・・」
「おおお・・姫様・・・んん、ぐぅ」
クルツの白髪の混じった髭だらけの唇にルナの舌が這う。
「ああっ・・ジッタ、んむうぅ」
「ルナ様・・おおうぅ・・・んんん」
ジッタの赤ら顔がルナの白さをひきたてる。
番犬達は自分の番をジッと待っている。
先程の甘美な唇の味を噛締めて。
信じられない事だが本当だった。
今、女王様が自分達と愛し合っているのだ。
男達の手が自然と伸びて、ルナ女王のドレスを剥いでいく。
女神のような美しい裸体が淫靡に暴かれていった。
そんな不条理な官能を嬉しそうに感じながら、ルナは男達の唇を次々と味わっていくのであった。
「あああ・・そうです、お前達・・・。
私の身体をもっとよく見ておくれ・・・。
淫乱な私を犯しておくれ・・・」
ルナの淫靡な命令が、男達を操っていく。
「んんん・・・ふ、む・・んぐぅ」