第二十八章 悪魔の最期-6 「お、お願いがあるの・・・ル・・ナ」 「な,何・・お母様、何・・・?」 ルナはマチルダの手をシッカリと握って言った。 「お、お父様と・・お父様と一緒の墓に・・・。 て、天国で・・謝りたい・・の」 そう言うと力尽きたのか、マチルダの瞳から光りが消えていった。 「お母様っ、死なないでぇ・・お母様ぁ」 ルナの泣き叫ぶ声が、教会の中に何時までも響いていた。