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王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語
【ファンタジー 官能小説】

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第二十八章 悪魔の最期-2

何という事をしてしまったのだろう。
幼い頃から可愛がり実の息子のように思っていたディオンと、今こうして繋がっている。

「ああああっ・・ああっー・・・」

振りほどこうにも、逞しく成長したディオンの身体は重く動かせなかった。
更に身体に食い込むコックの快感が痺れさせる。

「こ、こんな・・事っ・・・て・・・。
 あんっ・・・ああああっ・・ああー」

無意識に感じて昇ってしまう。
娘の恋人と交わっている事実がマチルダの心に不条理な官能をよぶ。

「ああああっ・・い、いくぅー・・・」
マチルダはそう叫ぶと、ディオンのペニスを体内から吐き出してしまった。

マチルダは暫らく動けなかった。
惨めな快感が身体中を覆っている。

(ど、どうしたというの・・・?
 ル、ルナに何て言えばいいの・・・)

「あ、ふ・・んんん・・・ああーん・・・」
うつ伏せに涙ぐむマチルダの耳に、透通る声が聞こえてきた。

ルナの声であった。
恐る恐る顔を上げたマチルダの目に地獄の光景が飛び込んできた。

薄暗い中、金色の瞳が光っている。
白くスレンダーな裸体に無数の蛇が絡みついていた。
その背後に大きなトカゲの怪物がルナを後から犯していた。

「キャー・・・」
絹を裂くような叫びに大トカゲは顔を向けると、残忍な笑いを浮かべて言った。

「ほ、ほう・・・正気に戻ったのか・・・。
 マチルダよ・・・」

アズートはマチルダの瞳が灰色から金色に変わっているのに気づいた。

「ほほぅ・・・そうか」

(どうやら、ディオンの精気は
 ワシの妖術を晴らす効果があるらしい)



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