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王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語
【ファンタジー 官能小説】

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第二十一章 最後の闘い-1

第二十一章 最後の闘い

「フフッ・・懐かしい・・・」
迷路の刈込みを忍び歩きながら、ルナは嬉しそうに言った。

王宮の裏の塀を二人は飛び越え、庭園を伝って忍び込む事に成功していた。
時折出くわす衛兵達はルナの金色の瞳の光を浴びて、何の記憶も無く見逃していた。

ルナは誰も傷つけたくはなかった。
兵達もアズート司教に操られているだけなのだ。
腰につけた聖剣は憎むべきアズートにだけ向けられるべきものなのだ。

(ああ・・お父様・・・)
アズートの謀略にはまり、死んでいった父が不憫であった。

母も何とかして正気に戻してあげたかった。
だが詳しい事はディオンには言えなかった。

母の事を崇拝するディオンに、あのおぞましい光景を教える訳にはいかないのだ。
母と司教の痴態を。

「あ、はあー・・・あああ、あー・・ん。
 司教様っ、アズート司教様ぁ・・・」

蛇が白く美しい裸体に絡んでいた。

マチルダ王妃の瞳は金色に輝き、恍惚の表情をしながら官能の海を漂っていた。
その愛らしい唇に、赤黒いウロコをした太い蛇が入っていく。

「んぐぐう・・んんん・・・」
しなやかな指先で愛おしそうに握り締めて、それを咥え込む王妃の体は更に数本もの蛇を飲み込み激しく動いていた。

「くっくっく・・・。
 いいぞ、マチルダ。
 もっと腰を使え、そうだ・・おおおお」

大トカゲの姿をしたアズート司教は、王妃を犯しながら生気を吸いとっている。

「おおお・・来る来る・・・。
 力がみなぎってくるぞー・・・」

王妃の穴という穴から、何本もの蛇が出し入れされていく。
長い舌を不気味に王妃の身体に這わせながら、奇怪な声を出している。



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