投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語
【ファンタジー 官能小説】

王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語の最初へ 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語 69 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語 71 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語の最後へ

第二十一章 最後の闘い-7

「お、お許し下さい・・ルナ様ぁ」

司教の瞳から残忍な炎が消え、元の穏やかな表情を見せている。
とてもさっきディオンを床に叩き付け、ルナに迫っていた男と同じには見えなかった。

「わ、私は知らなかったのです・・・。
 こ、こんな大それた事を・・・。
 わ、私も操られていたのです、ルナ様ぁ」

嘘の筈であった。
信用できるわけはない。
ルナは心を鬼にして、聖剣を振りかざした。

「ひいいー・・・」
目の前の老人は只怯え、腕で頭を抱えて床に這って震えている。

ルナは思わず剣を下ろしてしまった。
やはり殺す事は出来なかった。

虚しさを込めた目で老人を見つめていた。
この男のせいで国民は苦しめられた。

父も死んでしまった。
やはり殺すべきなのだ。

だが、自分ではどうしても出来ない。
ディオンに頼むしかない。
愛する男の名を呼ぼうと振り返った瞬間、ルナの身体は凍りついてしまった。


王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語の最初へ 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語 69 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語 71 王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前