投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

HeartFull・Love
【コメディ 恋愛小説】

HeartFull・Loveの最初へ HeartFull・Love 12 HeartFull・Love 14 HeartFull・Loveの最後へ

PieceFull・Love-3

「さっきから何なのよ…。っていうか墓地広い!」

なんせここは市最大の墓地。軽く東京ドーム1個分はある。


「はぁ…、我ながらミスったわ…。」


と、一人嘆いているとまたまた前方から人影が。


「う゛…ど、どうしよ…。」

さっきので散々逃げたので、今度は近くの墓の影に隠れてみた。


「通り過ぎて下さい通り過ぎて下さい通り過ぎて下さいぃぃ…。」


「石舞ぃ〜?いたら返事してくれ〜。」


人影は鳴夜くんだったんだ!!あぁ…良かったぁ…。

「鳴夜くんこっち…」

墓の影から出ようとする。が……。



ぴとっ。



恐怖のハンペンリバイバル。




「あぁぁう……。」


まさか二度目のハンペンで気絶してしまった瀬里奈。


「石舞〜?あ、そんな所で寝てたら風邪引くぞ?ってかまたハンペンが…、とりあえず運んであげないと…。」



意外に天然な桂鳴夜だった。





「ん…んぅ…。」


「お、目が覚めたか。」


あ…、鳴夜くんだ…。確かまた気持ち悪いのが当たって…それから…それから?ってアレ?足が浮いてますよあたし!!


「あたし重いから降ろしていいよッッ!?」

「全然重くないぞ。気絶してたんだから大人しく乗ってろって。もう逃げんなよ?探すの苦労したんだから。」


「う、うん…。」


二人で道を戻り、カードのある場所に向かって歩き出す。

なんか、鳴夜くんの背中って大きいな…。安心する…。


HeartFull・Loveの最初へ HeartFull・Love 12 HeartFull・Love 14 HeartFull・Loveの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前