第七章 アズート司教-1
第七章 アズート司教
「ぅ・・ん・・・ふっ・・・ん・・・」
曇った声が聞こえてくる。
耳を澄ましてみたが、何であるか想像もつかない。
よく見ようと扉の陰からそっと顔を覗かせた時、目の前の光景に息を呑んだ。
尊敬するアズート司教が裸で座っている。
デップリと太った身体を紅潮させ、皺だらけの顔は陶酔した表情を見せている。
(し、司教様・・・)
余りの事に驚いたルナが更に身を乗り出すと、思わず声を出してしまった。
「ああっ・・・」
(そ、そん・・な・・・?)
ルナは自分の目が信じられなかった。
司教の股間に顔を埋めるようにして、グリーンの髪が揺れている。
浅黒い男の肌と対称的な白い裸体が、大きなお尻を突上げるようにしていた。
その間からグリーンの濃い花園に埋もれた、ピンク色のヴァギナを覗かせている。
(お母・・様・・・?)
「んふ、うう・・ん・・・ふ・・・」
何と、愛する母のマチルダが司教の太ももに細い両手を絡ませて、顔を上下させていた。
上品な顔の唇から、司教の赤黒いコックが出し入れされていく度に歪んでいく。
まだ少女のルナには何の事か理解できなかったが、とてつもなく淫靡な光景に思えた。
気品があって美しい母が、まるでケダモノのように司教の生殖器を咥え込んでいる。
言いようの無い切ない気持ちが、湧き上がってくる。
(お、お母様・・・な、何を・・・?)
そんなルナの疑問に答えるように、司教の声が聞こえてきた。
「美味いか・・マチルダ・・・?」
しわがれた浅黒い手が、母のグリーンの髪を撫上げる。