第七章 アズート司教-2
もう一方の手が、豊満な揺れるバストを揉み解している。
「あ、あんっ・・・」
官能に咽ぶ顔を上げると、マチルダは金色の瞳を向けながらウットリとした声を出した。
「ハ、ハイ・・司教様・・・。
マチルダは、この大きなペニスが大好きです」
そう言うと、再び美味しそうに司教のコックを頬張るのだった。
「んん、ふ・・んぐ・・・んんん」
ズチュッズチュッとイヤらしい音が、部屋に響いている。
時折、感に堪えかねるように顔を上げて切ない声を出している。
「ああ・・美味しい・・・。
んぐ・・ん。し、司教様ぁ・・・んんん」
「フフフ・・可愛い奴よ・・・」
司教は満足そうにマチルダの髪を撫でつけ、透通る肌に手を這わせていく。
(司教様・・お母様・・・)
ルナは泣きそうな表情で見入っている。
尊敬する司教様と母が繰り広げる光景に、どうしていいか分らなかった。
身体中が熱い。
喉がやたらと乾いてくる。
だがルナには、これと似たような記憶が頭の片隅に残っていた。
この頃よくみる夢の記憶であった。
司教の声が響く。
「おおお・・いいぞ、マチルダ・・・。
おおおおお・・・おおー」
「うれしゅうございます、司教様・・・。
もっと、もっと感じて下さいませ」
そして更に激しく舌を絡ませていく。
(あああ・・お母様・・・。
そ、そんな・・・)
訳も分らず身体が反応してしまう。
父が病気で寝ているのも関わらず、司教と王妃がケダモノの姿を見せている。
ルナは憤りを感じながらも、不条理な官能に包まれるのであった。