第四章 白い記憶-4
ルナの身体に電流が走る。
その言葉を待っていたのだ。
身体が条件反射のように反応する。
「こんなに感じているのが、その証拠だ。
そうだろう・・ルナ・・・?」
「いやっ、いやっ・・違いますっ・・・。
ルナはそんな女ではありません!」
金色の瞳に涙を貯めながら、懸命にもがいてルナは叫んだ。
溶けそうになる心に僅かに残る理性を、振り絞っている。
大蛇はニヤリと笑いを浮かべると言った。
「そうか・・じゃあ、私も去ろう」
するとルナの身体を取り巻いていた蛇達が、一斉に草に帰っていこうと動き出した。
蛇達が去ったドレスから、ルナの幼い膨らみが見えた。
そして二つの塊がクッキリと姿を現し、シルクの布を押し上げている。
ルナは思わず叫んだ。
「いやっ、いやぁっ・・行かないでっ」
小さな手を開き、指を切なげに折り曲げて、去っていく蛇の後姿に絡ませる。
ネットリとした感触が指に伝わる。
「どうして欲しい・・・?」
耳元に残った大蛇が満足そうな声を出す。
直ぐに無数の蛇が帰ってきて、ルナの身体に巻き付いていく。
その官能に自分から包まれていったルナは、安心したような表情で答えた。
「ああああ・・犯してぇ・・・私を・・・。
犯して下さい・・・
あああ、ふぅ・・んん」
蛇達は再び少女の全身に舌を這わせていく。
「あんっ、ああああっ・・いいっ・・・。
ああんっ・・いいっ、いいのっー」
喜びに微笑む顔が、淫靡であった。
大蛇は込上げる征服感に酔いしれるように、ルナの耳を舐めながら囁いている。
「そうだ・・ルナ・・・。
それでいいのだ。
お前は淫乱な血をひいている・・・。
お前はマゾなのだ・・・。
少しづつ大人になりながら調教されていく。
そして、俺の物になるのだ」