僕と兄の秘めごと-1
日曜日の朝、病院のお便所の個室。
便器に腰かける僕の前で、兄は全裸になって立っている。
中学でサッカー部に属してる兄の身体は、細いながらもたくましい。
兄は、敵を全滅させた特撮ヒーローのように堂々と手を腰に当てて、チンチンをブラブラさせながら僕に近づいてきた。
僕は便器から離れて、姿勢を低くすると兄のチンチンを手にとり、先っぽを口にした。
兄自身が「6寸ある」と自慢しているチンチンがムクムクと勃起する。キンタマをそっと撫ではじめると、兄は僕の頭を撫でて小声で言った。
「(病院の)この階は特別な検査室しかないからな。日曜日には検査がないから、(今の時間帯)誰もくる心配はないんだ。」
入院して約二週間、病院の各所を攻略したんだな……と思っていたら、兄は言った。
「ここを教えてくれたのは看護師の某村さんなんだ。ま、『セックスしよう』って誘われたみたいなもんさ。」
▽
兄は学校で体育の授業中、バスケットボールのプレイ中に同級生とぶつかり、移動式ゴールにぶつかってゴールもろとも倒れてしまった。
倒れたゴールで頭を打ち、意識を失ってしまってたため、救急車で病院に搬送された。
頭に何かあったかも知れないと『念のため』数週間入院することになったのだけど、僕は兄が見舞いに来た同級生の男子に、こんなこと言ってるのを聞いてしまった。
「別に頭打ってなかったんだ。気絶したふりしてたら救急車まで来て大事になって、どうにも起きられなくなったんだ。」……
▽
兄は顔立ちがいい。人気があって、何より女子にモテる。
この入院騒ぎで兄のもとには、毎日同級生の女子たちがお見舞いにやってきた。
僕は顔立ちがダメだ。
僕は母に頼まれて、兄のところに替えの下着だの何だの持っていくのだけど、兄は、
「お前を(女子たちに)見られると恥ずかしいから、みんなが帰ってから病室に来い。」なんて言う。
僕は待合室で宿題などしながら、連絡用端末に兄の指示が入るのを待っていた。
連絡を受けて病室の兄を訪ねると、兄はベッドの上で下着をずらして「早く、早く!」と、僕にチンチンを示す。
僕はすばやくベッドまわりのカーテンを閉めて、チンチンを舐めはじめる。
僕がまだ年長さんだったか……s3年生だった兄は、僕にチンチンをいじらせていた。
兄が5年生になって、チンチンから白い液が出るようになると、兄は僕にチンチンを舐めることを命令した。
イヤでもなかった。それは僕も兄のカッコよさにホレてた所があったから。
兄が僕の手や口で快感を得て、うっとりしている顔を見るのが好きだったから。
「見ろよ……」僕はチンチンをくわえたまま、兄のスマホを受けとる。そこにはベッドの上の兄の横に、4人の制服の女の子たちが寝そべっている画像があった。
「俺のオンナたちだよ。」
やっぱりチンチンの大きさが、女の子を引きよせるのかな……兄はスマホを手にとって操作して眺めだした。とたんに僕の口の中は熱く苦い粘液に満たされた。
(もしかしたら、兄が今みているのは僕に見せられない、『俺のオンナたち』の裸の画像なんだろうか……?)